2021-06-16

自分に似合うジーンズを探せなかった人にお勧めのジーンズの選び方

最近ジーンズ穿いてますか?

「デニムは好きなんだけど、、、最近ジーンズを穿かなくなったな。」とおっしゃるお客様は、意外と多くいらっしゃいます。

ジーンズを穿かなくなった人には、いろんな理由があるけれど、一番は、最近、自分が気に入るジーンズを探すことができなかったからとおっしゃいます。

お話をさらに伺うと、お客様の気に入るジーンズとは
・サイズが合ってて
・窮屈じゃない
・時代にあったコーディネートがしやすい
・ストレッチじゃないデニムで
・動きやすく、疲れない穿き心地で
・スッキリ見えるシルエットで
・色落ちも楽しめて
・長く穿けるジーンズが欲しかった
とおっしゃいます。

だけど、そんなお客様自身が気にいるジーンズを探せなかったから、諦めてたと、多くのお客様がおっしゃいます。

そして、いざジーンズを買おうと思っても、
・ジーンズショップがあるのかどうかもわからない
・裾上げした時に、自分が気に入る丈の長さになるか不安
・長さのバリエーションのあるジーンズって売っているのかな? もし、あっても、1インチ(2.541cm)刻みだろうな
・そもそも、自分に似合う良いジーンズって無いのかも
そう思ってしまうとお客様はおっしゃいます。

しかも、今、持ってるジーンズは、
・ぼろぼろで穴が開いてて穿けない
・サイズも合わない
だから、ジーンズを穿く機会がどんどん減ってしまった。
そうおっしゃる方は、結構いらっしゃいます。

毎日のコーディネートに活躍できる、自分に似合うジーンズを選ぶには、コツがあります。

ジーンズには、良いデニムを使っているとか、はき心地が良いとか、お気に入りの色落ちだとか、大事な要素は色々あるけれど、やっぱり一番大事なことは、自分に似合う『サイズ感』。
そして、サイズ感を大きく左右する大事なポイントが『長さ』。
そして『裾の見え方』。
そして、もう一つ大事なことは、『コットン100%の、シャトル織機で織られた上質なデニムを使ったジーンズ』を選ぶこと。上品な仕上がりになります。

ウエストは椅子に座った時にキツくないサイズを選ぶ

ジーンズを試着したとき、鏡の前で立っているだけでは、しかも、50cmくらいの距離では、自分に似合うサイズであるかどうかはわかりません。

ジーンズを穿いたら、鏡から最低1mは離れて見てください。理由は、人と会う時の距離は50cmというのは、なかなか無いシチエーションだから。

そして、ジーンズを穿いて、椅子に座って、お腹の感じ、腰回りの感じ、モモの感じを確かめてください。
これだけで、買った後にお家で穿いてみた時の満足度がだいぶ違います。

試着の時には気をつけて欲しいポイントです。

裾の長さは両肩幅と裾を結ぶ逆二等辺三角形の形をチェック

長さを決めるポイントは何かと言われると、人によって、判断基準が色々あると思います。長さはこんな感じとか、裾が床につかないくらいだとか。

だけど、ジーンズの長さを決定するのに、鉄則があります。それは、肩幅と裾の長さのバランスです。

ジーンズを試着して、鏡に向かった時に、特に注目して欲しいのが、「両肩幅と裾を結ぶ、逆二等辺三角形の形」です。

この逆三角形が、スッキリ見えるかどうか。これを意識するだけで、見え方が全然違います。

一般的には、
・肩幅が狭い人は、裾は短めでもスッキリ見えます。
・身長があって肩幅がある人は。裾が長めの方がスッキリ見えます。
だから、裾の長さを気にするだけで、見え方が違うのです。

サイズ感と長さのバランスが取れたジーンズは、よりいっそう自分を魅力的に見せてくれるます。

裾の凹凸はとても大事

一般的なお店で売ってるジーンズを裾上げすると、凹凸のないペタッとした裾になります。
そうです。いかにも裾上げしましたっていうジーンズ。
それでは、とても残念な感じ。
なぜって、見栄えが全然違うから。

ぜひとも、裾のアタリのあるジーンズを選んで欲しいのです。

大人は良いデニム

ジーンズにとって大事なのは、デニムの素材の良さを感じられること。
見た目がペタッとしていない、凹凸感のある、ふんわり感じられる、コットン100%のデニムを選ぶことが大事です。
注意して欲しいのが、肌に触れる部分(ジーンズの裏側)がジャリジャリ感じるものはNGです。

上質なメイドインジャパンの、しかも、シャトル織機で織られた、ビンテージデニムは、最高です。
一般的なデニムと比べたら、その素材の高級感を実感できます。
しかも、穿き込む程に上質さが際立ちます。

上品なコーディネートに仕上がること

上品なコーディネートに仕上がるためには、いくつ大事なポイントがあります。

穿き始めの頃に、まだ濃いインディゴ色の時でも、コーディネートした時に違和感のない凹凸感のあるデニムのジーンズであること。
ジーンズを繰り返し穿いて洗濯をすることで、凹凸感のある自然な色落ちになること。
そして、時代に合わせたコーディネートをするために、時代に左右されないストレートの形を選ぶことが大事です。

言い換えるなら、時代に左右されないストレートの形のジーンズだから、長く愛用できるし、長く穿いて自然な色落ちをしたジーンズだからこそ、都会でも海でも上品な仕上がりになります。

そして、Tシャツでもジャケットスタイルでも合うシルエットであること。これはとても重要です。
さらに、スニーカーでも革靴でも合うジーンズ。これも上品な仕上がりにとって、これも、とても重要です。

何度も穿いて洗濯をすること

「ジーンズは洗わない方がいい」と雑誌やWEBに書いてあったりします。はっきり言います。ジーンズを長持ちさせたいなら、それは、間違いです。都市伝説。なぜなら、デニムは洗わないと、体の脂や埃などで、切れやすくなるから。

デニムは、穿いて洗濯を繰り返すことで、デニムの濃い部分と薄い部分とのコントラスが、ジーンズにとって大事な凹凸感をアップさせます。色落ちが進むと、より一層、立体的に見え、より自然な風合いを感じさせてくれます。コーディネートの幅も広がります。

「いい感じの色」になったお気に入りのジーンズを穿けないなんて、とても残念なこと。ちゃんとこまめに洗うことで、ジーンズは長持ちします。

まとめ

ジーンズを選ぶときには、

・時代に左右されない上品なコーディネートがしやすい形のジーンズ
・上質なデニムのジーンズ
・動きやすく疲れない穿き心地のジーンズ
・スッキリ見えるシルエットのジーンズ
・経年変化や色落ちの過程が楽しめるジーンズ
・自分が気に入るサイズ感と長さのジーンズ

であることが重要です。
全ての要素を全部を満たしてくれるジーンズだからこそ、長く穿ける。そう思っています。

追伸、
ジーンズを選ぶ時に大事なことが、もう一つありました。
それは、雑誌やWEBに書いてある、リーバイスの何年モデルを再現したジーンズがとか、チェーンステッチがとか、ミシンはユニオンスペシャルでとか、ジーンズのディティールに対する妄信を捨てること。
ジーンズのディティールには、きちんとした理由があります。背景と言い換えてもいいです。
その背景とはジーンズの生産効率。そして品質の均一化。それらが今のジーンズを形作ってきました。
時代は変わって、ディティールだけが一人歩きしています。
うわべだけのことに目を奪われるのではなく、自分の目で見て、良いと実感できるジーンズを選んでください。

しばらくジーンズを穿いてなくても、大丈夫です。

リーバイスは、150年以上続くジーンズブランド。世界中の人に愛されてる。
しかも、リーバイスの501は、永遠の定番。愛用している人も多いと思います。
私も大好きです。だけど、501は誰でも似合うというには、ちょっと難しい。
時代感を反映した穿きこなしにはコツがいります。
その501より、コーディネートし易くて、長く愛用できる定番の要素を全部取り入れたタッチイズラブ®︎ジーンズ をぜひ一度試して下さい。

そして、touch is love ®︎ JEANSは、出来上がったジーンズをお渡しする時の状態だけでなく、ジーンズを繰り返し穿いて洗濯することによる、デニムとステッチの変化も、デザインしています。
バックポケットの雫のステッチは、繰り返し、穿いて洗濯することで、次第に消えてなくなります。

この写真のジーンズは、穿き初めから8年ほど経ったジーンズです。とても丁寧に、そして、たくさんの時間を過ごしているお客様のジーンズです。(2021年4月リペア)

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