バックポケットの涙の形のステッチが消えかけて来た時が、一番カッコよく見える、ジーンズです。

オーダーしたジーンズを、繰り返し穿いて洗ううちに、ある朝、涙の形のステッチが消えかけていることに気づくと思います。涙の形のステッチが消えた跡には、インディゴの跡だけがかすかに残ります。涙の形のステッチが消えても、アタリと呼ばれるデニムの表面が削れた白い部分が、より自然な凹凸感を引き出します。
凹凸を感じられるバックポケットの秘密

バックポケットの上半分はデニムを2枚重ねた仕様になっています。
人間の目は、ほんの少しの凹凸を見分けられるから、バックポケットだけでも、4種類の太さの異なる糸を使い、場所によって真っ白の糸と、ベージュっぽい白い糸の2色の糸を使い分けています。
バックポケットのカーブと、ステッチのコントラストが、凹凸感を引き出します。
機能性のあるフロントポケット

身体から離れる様になっているフロントポケットは、ポケットの端が身体から離れて浮いている状態です。すんなり手が入ります。スマートホンも入ります。
前から見た時に、骨盤の形を拾わない様になっています。
さらに、フロントポケット端の2本のステッチが内向きに上がっていくデザインは、股上を短く見せる効果があります。目の錯覚を利用しています。
タッチイズラブ®︎ジーンズは、飛行機、車、電車など、長時間座っている時でも疲れないジーンズです。
穿き心地の良さの秘密は、上質なデニムと、腰回りの形にあります。
例えば、夜寝るときにパジャマが楽なのは、服圧が少ないから。パジャマほどリラックスはできないけれど、タンスにしまわれっぱなしにならないで、毎日履いてもらえるように、形を工夫しています。
座っている時は、お腹が窮屈になるのがイヤですから、ジーンズのウエスト部分は、腰骨の前側の出っ張りの位置になるように、設計されています。
しゃがんだりした時に、背中が見えたり、すぐにシャツが出てしまったりするのはイヤですから、ジーンズの背中側は、高い位置にくるように設計されています。
横から見ると、お腹側(前側)がおへその下にあって、背中側(後側)は、高い位置にくるように設計されています。
お尻周りが、きつ過ぎるのも、疲れる原因です。
足の付け根から、ウエスト方向(上方向)に約8センチ上がった部分の円周の大きさも、ゆとりをもたせています。
ここの部分がきつ過ぎると、骨盤自体が圧迫されて、疲れる原因になるからです。
もも周りも、タイト過ぎると、足が疲れてしまいます。
けれども、ここの部分の円周が大きいと、お尻の下(ももの裏側)がダブついてカッコ悪いので、大き過ぎないように設計されています。
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