茅ヶ崎から天童へ引越しされたお客様から、宅急便でお送りしたTシャツが届いたと連絡を頂きました。
いつも荷物を送る時に、お手紙を同封するのですが、今回は、その手紙を書いた万年筆の文字がよかったとメッセージを頂きました。
これは、今は生産されていない細いモンブランの万年筆。何度も修理しながら使っています。
今から20年以上前、ザ・日本企業のゴールドウインから、外資のリーバイスに転職した私は、判子じゃなくて、全てサインだった事に驚いていました。しかも、映画でしか見た事がなかったスターの様なサイン。イメージ伝わりますか?カッコいいと思ってしまったんですね。
リーバイスの商品企画部長はめっちゃ怖い人で、私は凄く緊張して、サインする時の手元を見ていました。で、いつも目にしていたのが、モンブランの星のマーク。
だから私は、モンブランが欲しかったので、いつかの誕生日に妻にプレゼントしてもらいました。
カッコよく書類にサインするマネージャーの仕事に憧れていたけれど、リーバイスをやめて独立したら、お客様にお手紙を書くのを仕事の一部にしたかったから、ボールペンじゃなくて、万年筆を選びました。
その万年筆について、お客様から褒められたのが嬉しかったです。
ちなみに、便箋はコクヨの事務用箋。ペン先とかインクとの相性が良いんです。さすが、便箋の一枚目に吸取紙が付いているだけの事があります。
万年筆って、インクと紙との共同作業。万年筆単体だと美しくなれないのかも。
お手紙も、読んでくれる人がいるから、大事なんだなと思いました。
ありがたい事です。