2024-10-13

チェーンステッチじゃないと裾のアタリは出ないのか

ジーンズの裾のアタリは、チェーンステッチ(=環縫い)じゃないと、出ないのかというと、結論は、そうではありません。シングルステッチ(=本縫い)でも出ます。

裾のアタリとは、ジーンズの裾の凹凸の、凸の部分が、擦れて白くなった状態。

凹凸は、rigid(=リジット)もしくは生(=ナマ)と呼ばれる、一度も水を通していないジーンズを洗って乾燥させた時に、デニム生地の縮みによって発生します。

なので、写真のように、リジットを本縫いミシンで縫い、洗って乾かせば、凹凸ができて、ジーンズを穿いているうちに凸の部分が擦れて白くなります。この白いところがアタリ。そのアタリを強調するのが、擦れにくい凹の部分のインディゴです。

結論は、裾のアタリのあるジーンズを穿きたいなら、リジットの状態のジーンズを、縮率計算をして、縮み分を長くして縫い、洗いと乾燥をさせるのが王道です。

リジットジーンズの裾を、本縫いミシンで(=シングルステッチで)縫った写真

洗いと乾燥をさせて、凹凸ができた状態の、本縫いの裾

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