私が出かける時、ジーンズを選ぶ理由は、便利だからです。
海で、砂浜や岸壁やベンチに座る時、砂がついたら手で払えば良いし、スーツのズボンほど、生地のダメージに気を使わなくても良いから。
そして、汚れたら洗濯機で洗えば良いし、乾いたら、アイロンなんて必要がなく、すぐに穿けるから。
この便利だというイメージを英語で言うと comfortable だと、アメリカ海軍出身のE.C.LAUFER教授から教わりました。今から32年前のことです。
大学生の私は、いつもジーンズ。それと白いTシャツ。冬は、上に何かを羽織るだけ。靴は白いスニーカーでした。
ジーンズは、2〜3本持っていて、横浜とか鎌倉とか、ちょっとおしゃれなところに行くときは、一番お気に入りの色のジーンズ、501。天気を気にしながらの洗濯ローテーションを組んでました。
理由は、洗い立てのゴワッとしたジーンズを穿いて行きたかったから。おしゃれな場所に、1日〜2日穿いてペタッとしたジーンズを、穿いて行きたくなかったから。
Tシャツは、3〜4枚持っていて、襟が伸びたりしていない一番白いTシャツ、ヘインズ。ジーンズと同じように、おしゃれなところに行く時は、洗濯ローテーションを気にしてました。
30年後の今も、毎日、ジーンズの色と、Tシャツの襟と白さを気にしている事に気づいたら、笑ってしまいます。そして、なんだか懐かしい気持ちになりました。
皆さんのお気に入りの格好はどんな感じでしょうか。日々の暮らしの中で、どこかに出かける時、服を選ぶ基準は何でしょうか。
ジーンズは、買う時の、丈の長さに気をつけたら、あとは、時間。次第にお気に入りの色に変わります。
是非とも、お気に入りの色のジーンズと、白いTシャツの組み合わせで、ちょっとおしゃれな場所に出かけてみてください。
卒業式の日に手渡された卒論。国際学科のE.C.LAUFER先生が添削してくれて、わざわざタイプまでしてくれたもの。感謝しています。