写真上/穿き込んだジーンズの裾 写真中/一般的なお店で販売されているジーンズ裾 写真下/糊のついた状態のリジットの裾
目次
裾のアタリがないジーンズは、どんなに素敵なコーディネートをしてもイマイチな印象に
アタリとは、ジーンズの生地(=デニム)が、洗った後に縮んで凸凹になった状態で、擦れて凹凸の凸の部分が白くなった状態のこと。
この裾のアタリがないジーンズは、どんなに素敵なコーディネートをしても、ダサい仕上がりになります。
裾のアタリを、ハッキリと作るには、自分の希望の長さに出来上がるように、縮率計算をして縫製されたリジットと呼ばれる糊のついたジーンズを用意する必要があります。
それに水を通し、乾燥させることで、デニムが縮みます。
縮んだ時にできる凹凸が、アタリの必須要素です。
写真上/穿き込んだジーンズの裾 写真中/一般的なお店で販売されているジーンズ裾 写真下/糊のついた状態のリジットの裾
一般の方が目にすることの無い、ジーンズ専門の洗い工場にて、一番最初に、ジーンズに水を通す工程が行われます。
デニムは、リジットと呼ばれる糊のついた状態のジーンズを、一番最初に水を通して洗ったの時にしか、きちんと縮まないんです。
この「一番最初」というのは、一般的に店頭で並んでいるジーンズを一番最初に、洗濯するという意味ではありません。
消費者の方が目にすることの無い、ジーンズ専門の洗い工場にて、一番最初に、水を通す工程のことを言います。
一般的なジーンズがお店に並ぶまでには、
1、縫製工場にて、糊のついたデニム生地を裁断して縫製。
2、縫製されてジーンズの形になった状態で、ランドリーと呼ばれるジーンズ専門の洗い工場にて、洗いと乾燥をします。
3、乾いたデニムを、プレス(=アイロン)をして、はみ出した糸を切って、紙ラベルをつけて、ブランドメーカーの倉庫に納品。
4、ブランドメーカーから、小売店に納品され、陳列されます。
このうち、消費者の方が目にすることの無い、2番のランドリー工場で、リジットと呼ばれる糊のついた状態のジーンズに、水が通されます。
この時に、デニム生地の縮みによって、ジーンズの裾に凹凸ができます。
この凹凸が裾のアタリの、第一弾です。
最初にできた凹凸の凸の部分が擦れて白くなっていきます。
ジーンズがカッコよく見えるためには、裾のアタリと呼ばれる凹凸がとても大事
一般的にお店で売られているジーンズの大半は、ジーンズ専門の洗い工場で、洗い・乾燥・プレスを経ています。
つまり、ジーンズを十分に縮ませた後に店頭で売っているので、お家で洗濯しても、大きな縮みが発生することはありません。
その縮まないジーンズを裾上げしてもらったら、ほとんどの場合、穿き込んで、家庭の洗濯機で何度も洗ったとしても、十分に縮むことはなく、凹凸のないノッペリとした状態のままです。
裾のアタリのないジーンズになります。
言い換えるなら「いかにも裾上げしました」というジーンズになってしまいます。
ジーンズにとっては致命的な残念さ。。。。
いかにも、裾上げしました感が満載のジーンズ。。。。
しかも、お店のフィッティングルームで、鏡に接近した状態で、焦って決めてしまった、なんだか不安な長さ。。。。
僕も、何度も何度も経験してきました。。。。
あとちょっと長ければ良かった。。。。
あとちょっと短ければ良かった。。。。
立ってる時はいいけれど、電車とか椅子に腰掛けた時には、なんか足元が気になる。。。。
この靴に合わせたかったのに、なんか違う。。。。
街で、いろんな人の足元ばかりを見てしまう自分。。。。
僕は、自分の納得いく長さで、しかも、裾のあたりが残る、裾上げじゃないジーンズが欲しい。人によっては、裾は、そこまで気にならない。そうおっしゃいます。けれど、どうしても、納得いくジーンズが欲しかった。ジーンズを穿く人には、『裾のアタリがある、納得の長さのジーンズを穿く素晴らしさみたいなのを味わって欲しい。』
そう思ったのがタッチイズラブ®︎ジーンズを始めた理由の一つです。
タッチイズラブ®︎ジーンズストアでは、いい感じの裾のアタリのあるジーンズを穿いて欲しいから、ジーンズの縮率計算してから縫い上げ、洗い・プレスをしています。
デニムは、一番最初の洗いの時にしか、きちんと縮まないから、touch is love ®︎のジーンズは、良い感じのアタリを出す為に、デニムの縮率を計算→デニムの縮み分を考えて縫製→洗濯→乾燥→プレス→お渡しをしています。
納得いく長さの、いかにも裾上げしましたじゃない、最初から自分にジャストな長さのジーンズを選んでください。
タッチイズラブ®︎ジーンズストアでは、いわゆる試着して長い裾を切り丈を詰めるのではなく、裾のオリジナルな状態(アタリと呼ばれる凹凸)を、お楽しみ頂けます。
ですので
「裾上げしたら、予想していた長さやイメージと違った」
「裾上げで、ステッチや印象が変わってしまった」
「裾上げで、せっかくの裾の凹凸が消え失せた(泣)」
ということがありません。
写真上：新しいタッチイズラブジーンズの裾(凹凸感あり)
写真中：穿き込んだタッチイズラブジーンズの裾(凹凸感あり)
写真下：長い裾を切り丈を詰めたジーンズの裾(凹凸感無し)
