今日は、タッチイズラブジーンズをご愛用頂いている60代のお客様からご紹介頂いた、惚れ惚れするほど真っ直ぐな眼差しの、20代のお客様のジーンズの、引き取りの日でした。
出来上がった、濃紺のジーンズを穿いて、サイズなどを確認頂いた後に、リベット打ちを体験頂きました。
それから、洗い方などを説明させて頂いた後に、お客様から質問が。
店内にある色落ちした「タッチイズラブジーンズの完成形」のジーンズを見て、『この濃紺のジーンズは、こうなるんですか?』と。
私にとっては見慣れた色落ちしたジーンズは、20代のお客様にとっては、新鮮な出来事だった様でした。
私も、今から35年以上前、歳上の人が穿いているリーバイスを見て、どうやったらあんな風になるのか、色々試行錯誤していた頃を思い出しました。
と同時に、私が20代の頃、こんなに真剣に真っ直ぐな眼をしていただろうかと思っていました。
最後にお客様をお送りする時に、もう一つ質問が。
お父様にジーンズをプレゼントしたいと思うのですが、と。
その時のお客様の眼は、お父様に対する感謝を、本当に素直に感じている、とても優しい眼でした。
そして、お客様からあふれ出る優しさは、私までも優しい気持ちにして頂きました。
今日、私は、この「ジーンズをお作りして、出来上がったジーンズをお客様にお渡しする仕事」が出来ている事が、とてもありがたい事だと思いました。
そして、お客様の、真剣に人生に向き合う姿と、その優しさに、ふれる事が出来た事に、本当に幸せな気持ちになりました。
さらには、ジョンレノンのloveと言う曲の歌詞の一節、love is touch. touch is love. (愛することはふれあうこと。ふれあうことは愛すること。)から名付けたブランドの仕事が出来ている事に、ただただ感謝した日でした。
タッチイズラブジーンズを愛してくださるお客様から、私へのひと足早いクリスマスプレゼントを受け取りました。
アンバサダーのようなお客様のおかげです。
ありがとうございます。