目次
縮率を加えて縫った、一度も水を通していない、糊がついたままの状態のジーンズがリジットです

写真左が、リジットの状態のジーンズ
デニム生地は、生地が織り上がった段階で糊付けされた状態で、生地工場から出荷されます。
そのデニム生地を裁断する前に、各パーツごとに、あらかじめ「縮率」と言う、水を通して(=洗って)乾燥させた時に発生する「縮み」を加えた大きさの、縮率入りパターン(=型紙)を作成します。
その縮率入りのパターンで縫い合わせたのが、リジットです。
写真右が、お店でお渡ししている、出来上がりの状態のジーンズ
リジットを家庭洗濯4〜5回繰り返した状態が、写真右側になります。
デニム生地の糊が、洗濯で落ち、そして、乾燥により縮んだ状態です。これが、お店でお客様にお渡ししている出来上がりの状態のジーンズです。
お洗濯時に、お湯で洗ったり、乾燥機を使ったりしないで、水で洗って自然乾燥の場合には、大きく縮んでサイズが変わってしまうことの無い状態です。
自分でリジットから糊を落としてデニムの変化を見てみたいお客様へ
リジットの状態は、縮率を加えて作っているので、お店で試着してオーダーしたサイズより、ウエストは大きいし、レングスは長い状態です。
家庭洗濯を4〜5回くらいで、「おおよそ」オーダーしたサイズに出来上がります。
ご家庭では、お洗濯1回目〜2回目は、ジーンズは裏返して、設定水量は満水にして洗ってください。なぜなら、リジットのジーンズの脇側の折り目の線が、洗い筋となって残ってしまうからです。
さらに、もう一つ守らなくてはいけないのが、1番上のボタンは留めて、2番目3番目4番目のボタンは開けること。前開き部分のすぐ脇に、洗い筋ができるのを防ぐためです。
また、リジットから青い糊が落ちるので、洗濯機は青くなってしまいます。これが、その後、通常のお洗濯を繰り返しても、青くなった洗濯槽は、きれいになりません。なので、白物のお洗濯には支障が出る時があります。
3〜5回目は、表洗いでOKです。ただし、1番上のボタンは留めて、2番目3番目4番目のボタンは開けるのは必須です。
これは、ジーンズのプロである洗い工場がやっている方法と同じです。
ただし洗濯条件が違うので出来上がりサイズが違ってしまう時があります
デニムは、洗濯条件に合わせて、縮率を計算してリジットを製作しております。ご家庭ごとに洗濯機や容量が違うのと、季節による水温の違いで、どうしても4〜5回の家庭洗濯後も、サイズの誤差が生じてしまいます。
ウエスト、レングスともに、穿くことができないサイズになったりはしませんが、何ミリかの誤差が生じてしまうことがあります。リジットをオーダーのお客様には、このことをご了解をいただいております。
リジットのオーダーの方法
通常通り、店頭の試着サンプルをご試着いただき、家庭洗濯4〜5回後の出来上がりサイズに合わせて、縮率を加えたリジットを作成してお渡しします。
出来上がりは、混雑状況にもよりますが、2週間〜8週間です。
料金
通常のジーンズと同じく、消費税込み33,000円です。配送の場合は別途1,500円です。
こちらもご覧ください