裾直し=裾上げの失敗がないジーンズです
一度出来上がったジーンズを、裾上げをして丈の長さを合わせるのではなく、お一人お一人の長さに合わせてジーンズをご用意しています。
靴を履いた時に、地面につかないくらいの長さとか、ひざ下のクッション(たるみ)を、この位とか、お客様と相談しながら決めています。
お渡しの時に、ぴったりの丈の長さになるようにするので、裾直し(=裾上げ)の失敗がありません。
もちろん、出来上がってから、もう一度洗ったりする必要はありません。
縮率を加えて大きく作ったリジットジーンズを、洗いと乾燥をかけて縮ませて、お客様のサイズに仕上げます。

リジットジーンズ(下側)を、洗って乾燥させるとお渡しする状態のジーンズ(上側)になります。
タッチイズラブ®︎ジーンズストアでは、まず最初に、デニムの縮率計算と、ジーンズの縮率計算の両方を行い、縦横の縮みを加味したリジットジーンズを作ります。
写真の、二枚重ねて置いてあるジーンズの、下のジーンズが、リジットの状態のジーンズ。デニム生地を縫製してジーンズにした状態のものです。デニム生地にまだ糊がついている固い状態のジーンズです。
写真の上のジーンズが、洗いと乾燥をさせた、お客様にお渡しする状態のジーンズ。家庭洗濯(洗濯機使用。30°Cの水。タンブラー乾燥無し)では、ほとんど縮みが発生しない状態です。
リジットジーンズ(重ねて置いてある下のジーンズ)は、出来上がりのジーンズ(重ねて置いてある上のジーンズ)より、縮み分を加えて大きく作られているのがお分かりいただけますでしょうか?
リジットジーンズ(下)と、出来上がりのジーンズ(上)を、後ろから見た様子。

左がリジットジーンズ。右が出来上がりのジーンズ。

裾部分の拡大

リジットジーンズ(下)を、洗い乾燥させた後の、出来上がりのジーンズ(上)には、裾の凹凸がはっきり残っています。一般的にお店売られている、出来上がった状態のジーンズを、裾上げしてから洗っても、このような凹凸は生まれません。
長さも最初からぴったりに出来上がるジーンズだから、穿いて洗うことで、裾のアタリが白くはっきりと残ります。

写真中:凹凸のある新しいジーンズの裾。
写真下:リジットジーンズの裾
一般的にお店で売られているジーンズを裾上げすると、繰り返し洗っても、いかにも裾裾上げしましたという見た目のままです。
デニムは、デニム生地の特性として、ジーンズをお渡しする前に行う、洗いと乾燥が、いちばん縮みが大きいのです。その時にしか、裾の凹凸ができないと言っても過言ではありません。
だから、タッチイズラブ®︎ジーンズは、製作時には、一度も水を通していない段階のデニム生地を使い、ジーンズ全体の縮率計算をしてから、縫製して、洗いと乾燥をしています。そのため裾の「アタリ」と呼ばれる凹凸がハッキリと残ります。
もちろん、出来上がったジーンズを受け取ってから、もう一度洗ったりする必要がありません。
一般的にいかにも裾上げしましたという、裾のアタリと呼ばれる凹凸が無いジーンズは、ジーンズ自体の見た目もイマイチなのと、コーディネートが決まらない理由の一つです。
裾のアタリと呼ばれる凹凸があるから「いかにも裾上げしましたというジーンズ」にはなりません。
ロールアップした時の長さもご相談ください

大きな鏡の前で、試着用のジーンズを履いて、バランスを確かめていただきます。
『この位のボリューム感で、この長さにしたい。』といったリクエストにも、お応えしています。
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